死の準備教育 あなたは死の準備、はじめていますか /曽野綾子
1,100円(税込) |
|
---|---|
書名 | 死の準備教育 あなたは死の準備、はじめていますか |
著者 | 曽野綾子 |
定価 | 1,000円+税 |
発行日 | 2017/07/01 |
判型 | 全書判 |
ISBN | 978-4-87723-213-9 |
Cコード | C0095 |
ページ | 240頁 |
内容紹介
少しずつ自分が消える日のための準備をする。
「若さ」「健康」「地位」「家族」「暮らし」いかに喪失に備えるか?
曽野綾子が贈る「誰にとっても必要な教え」。
死について学ぶのに早すぎることはない
別れを繰り返し反復練習する
死ぬまでに自分のことはなんとかする
死ぬまで5分間我慢する
もしあした死ぬとしたら何をすればいい?
【目次】
死は人間の運命であり、人間の生き方
第一章 いつか必ず訪れる自分の死に備える
・少しずつ自分が消える日のための準備をする
・死があるからこそ自分の人生を選ぶ
・人生は永遠の前の一瞬
・人間は、別れを反復練習する
・死ぬ日まで自分のことは何とか自分でする
・老いと死は早いうちから学ぶ
・日に何度も死を考える
・「死ぬという仕事を果たす」
・死ぬまで五分間我慢する
・人は運命の連鎖の中にいる
・いつも最悪の事態を想定して生きる
・もし明日私は死ぬのだと決まったら、何をすればいい
・ご飯を一緒に食べる相手があるといい
・失うことを受け入れる準備態勢を作る
・あらゆるものは、一時的に貸し出されたもの
・良き死を遂げるために必要なこと
・「思索的になる」ことの意味
・死は確実にやってくる
・人は突然、老年や晩年になるのではない
・一定の年になったら、一日一日の始末をしておく
・死後、きれいに消えることが最高の生き方
第二章 あるものを失うことに備える
・「耳が遠くなると、世界が静かになっていいものよ」
・見えなくなった時のため、記憶に刻み込む
・健康保険を使わないのは運命に対するお礼
・年寄りの多くの病気のよさは「治らない」ということ
・老齢になったら自然に身を引く
・人は「負けいくさ」にそれぞれ耐える
・新しい「老人教育」を始めねばならない
・治癒がむずかしい病気をどう受け止めるか
・人といえども楽をしてはいられない
・死ぬまで、おもしろがる
・年を取ってからの病気は、なんでもない
・一人旅もできるようになる
・人間はそれぞれに自分をあらわす方法を持っている
・老年になって、人間はただの人になる
・喋ることが、心の活性剤になる
・心の中でひそかに敵を許す
・失ったものを数え上げずに、持っているものを大切に思う
・一生、働くことをやめない
・自分のしたいような時間の使い方をする
・気を楽にする癖をつけておく
・年をとって都合のいいこともある
・「見た目年齢」にこだわらない
・無理してでも、一人で立つようにする
第三章 人間関係も、移り変わる
・誰でも年を取れば必要とされなくなる
・人は一人で死んでいく
・夫婦も別々のテンポで暮らす
・自分のことは自分でやる
・死を体験しなかった人は一人もいない
・これからの旅の目的はそれとなく、知人とお別れを告げること
・家中を整理して終焉に備える
・自分の家で死ぬことは、不可能なこと
・人間は死ぬ日まで、使える部分を使って、自分を自分で生かす
・老人になって初めて、人は一人では生きていけないことを知る
・老人であることは地位でも特権でもない
・余生の感覚ができると、あまりむきにならない
・死のスタイルを決める自由を持つ
・第二番目の人生を歩きだしてから
・跡形もなく消えるのが最高の折り目正しさ
・やり残したことはひとつもない
第四章 いつ死んでもいい暮らし方
・死んだあとに何も残さない
・家に空き間をつくるさわやかさ
・修理はしないで捨てる
・どの家庭も似たり寄ったり
・整理には時間がかかる
・遺品がないのは子供孝行
・ぼけない方法なるものの中の腹立たしい方法
・建物は徹底して使い尽くしたい
・衣類も食料も、贅沢でなくていい
・六十歳で年賀状を書くのを止める
・死ぬまでにものを減らさなければならない
・古いものから食べる
・生産的である方が、心は健康
・捨てることで爽快になる
第五章 死んだあとへの心づもり
・「葬式が好き」
・捨てられた老人たち
・たとえ一人でも一定の年まで生きてきたのはいい方
・虫けらのように死んでいく
・悲しみは人間であることの証し 自分の中の「美」に「酔狂」に殉じたい
・生ははかないもの
・生をいかに燃焼させるか
・人は身軽に死ななければならない
・自分の幕引きは自分の好みで
・土に還る運命を受諾する
・適当な時期に確実に死ぬ方法
・人生の預金通帳の帳尻を合わせる
・どのような死に方も同じ
・死が数時間後に迫ったら何をするか
・「生」が成功するとき
・死を知らされることは人権の一つ
・自分の希望をよく登録しておく
・死の観念と共に生きること
・ゆっくり味わって死ぬ
・死後もなお、自分の生活を見守っていてもらう
・最期を迎える老人の心
・亡くなった魂はどこにでもある 死ぬということは絶対の成り行き
・お葬式に行くと明るい思いになれる
第六章 死ぬとはどういうことなのか
・人間の死とは何か
・時間は漂白剤
・「真実」は、ひとつではない
・人間の存在はあかりになり得る
・老後の大きな任務
・義務としても病気になってはいけない
・できるだけ医師にかからない
・平凡であることは偉大
・明日の保証はない、と覚悟することは老年の身だしなみ
・脳死による臓器移植はありか否か
・「良い死を死ぬこと」、「良い生を生きること」
・人生での「ほんのちょっとのお手伝い」
・生は人間の数だけある
・長寿という格差社会
・幽明界のぼやける境地
・昔の息の引き取り方
・百歳近くの高齢まで生きられた友人の母
・あとは野となれ、山となれ
・「生き甲斐」と「死に甲斐」
・自分の生死を軽く見る
・一粒の麦は、多くの実を結ぶ
・その人の生涯の満たされる度合い
・神はどこにいるのか
・共通の哀しみを分かち合う
・命がけのほんものの誠実は、いつも静か
・生涯は、苦しく孤独な戦いの一生
・他人は大きな慰めになる
・すべての生命の営みは優しさと淘汰の両面を持つ
・誰かに何かを残すことで、生き続ける
・人には死ぬという任務がある
・死ぬとき一生で楽しかったと思うのは、ささやかなこと
・自分たちも今に必ず死者になる
・幸せだったことを覚えておく
「若さ」「健康」「地位」「家族」「暮らし」いかに喪失に備えるか?
曽野綾子が贈る「誰にとっても必要な教え」。
死について学ぶのに早すぎることはない
別れを繰り返し反復練習する
死ぬまでに自分のことはなんとかする
死ぬまで5分間我慢する
もしあした死ぬとしたら何をすればいい?
【目次】
死は人間の運命であり、人間の生き方
第一章 いつか必ず訪れる自分の死に備える
・少しずつ自分が消える日のための準備をする
・死があるからこそ自分の人生を選ぶ
・人生は永遠の前の一瞬
・人間は、別れを反復練習する
・死ぬ日まで自分のことは何とか自分でする
・老いと死は早いうちから学ぶ
・日に何度も死を考える
・「死ぬという仕事を果たす」
・死ぬまで五分間我慢する
・人は運命の連鎖の中にいる
・いつも最悪の事態を想定して生きる
・もし明日私は死ぬのだと決まったら、何をすればいい
・ご飯を一緒に食べる相手があるといい
・失うことを受け入れる準備態勢を作る
・あらゆるものは、一時的に貸し出されたもの
・良き死を遂げるために必要なこと
・「思索的になる」ことの意味
・死は確実にやってくる
・人は突然、老年や晩年になるのではない
・一定の年になったら、一日一日の始末をしておく
・死後、きれいに消えることが最高の生き方
第二章 あるものを失うことに備える
・「耳が遠くなると、世界が静かになっていいものよ」
・見えなくなった時のため、記憶に刻み込む
・健康保険を使わないのは運命に対するお礼
・年寄りの多くの病気のよさは「治らない」ということ
・老齢になったら自然に身を引く
・人は「負けいくさ」にそれぞれ耐える
・新しい「老人教育」を始めねばならない
・治癒がむずかしい病気をどう受け止めるか
・人といえども楽をしてはいられない
・死ぬまで、おもしろがる
・年を取ってからの病気は、なんでもない
・一人旅もできるようになる
・人間はそれぞれに自分をあらわす方法を持っている
・老年になって、人間はただの人になる
・喋ることが、心の活性剤になる
・心の中でひそかに敵を許す
・失ったものを数え上げずに、持っているものを大切に思う
・一生、働くことをやめない
・自分のしたいような時間の使い方をする
・気を楽にする癖をつけておく
・年をとって都合のいいこともある
・「見た目年齢」にこだわらない
・無理してでも、一人で立つようにする
第三章 人間関係も、移り変わる
・誰でも年を取れば必要とされなくなる
・人は一人で死んでいく
・夫婦も別々のテンポで暮らす
・自分のことは自分でやる
・死を体験しなかった人は一人もいない
・これからの旅の目的はそれとなく、知人とお別れを告げること
・家中を整理して終焉に備える
・自分の家で死ぬことは、不可能なこと
・人間は死ぬ日まで、使える部分を使って、自分を自分で生かす
・老人になって初めて、人は一人では生きていけないことを知る
・老人であることは地位でも特権でもない
・余生の感覚ができると、あまりむきにならない
・死のスタイルを決める自由を持つ
・第二番目の人生を歩きだしてから
・跡形もなく消えるのが最高の折り目正しさ
・やり残したことはひとつもない
第四章 いつ死んでもいい暮らし方
・死んだあとに何も残さない
・家に空き間をつくるさわやかさ
・修理はしないで捨てる
・どの家庭も似たり寄ったり
・整理には時間がかかる
・遺品がないのは子供孝行
・ぼけない方法なるものの中の腹立たしい方法
・建物は徹底して使い尽くしたい
・衣類も食料も、贅沢でなくていい
・六十歳で年賀状を書くのを止める
・死ぬまでにものを減らさなければならない
・古いものから食べる
・生産的である方が、心は健康
・捨てることで爽快になる
第五章 死んだあとへの心づもり
・「葬式が好き」
・捨てられた老人たち
・たとえ一人でも一定の年まで生きてきたのはいい方
・虫けらのように死んでいく
・悲しみは人間であることの証し 自分の中の「美」に「酔狂」に殉じたい
・生ははかないもの
・生をいかに燃焼させるか
・人は身軽に死ななければならない
・自分の幕引きは自分の好みで
・土に還る運命を受諾する
・適当な時期に確実に死ぬ方法
・人生の預金通帳の帳尻を合わせる
・どのような死に方も同じ
・死が数時間後に迫ったら何をするか
・「生」が成功するとき
・死を知らされることは人権の一つ
・自分の希望をよく登録しておく
・死の観念と共に生きること
・ゆっくり味わって死ぬ
・死後もなお、自分の生活を見守っていてもらう
・最期を迎える老人の心
・亡くなった魂はどこにでもある 死ぬということは絶対の成り行き
・お葬式に行くと明るい思いになれる
第六章 死ぬとはどういうことなのか
・人間の死とは何か
・時間は漂白剤
・「真実」は、ひとつではない
・人間の存在はあかりになり得る
・老後の大きな任務
・義務としても病気になってはいけない
・できるだけ医師にかからない
・平凡であることは偉大
・明日の保証はない、と覚悟することは老年の身だしなみ
・脳死による臓器移植はありか否か
・「良い死を死ぬこと」、「良い生を生きること」
・人生での「ほんのちょっとのお手伝い」
・生は人間の数だけある
・長寿という格差社会
・幽明界のぼやける境地
・昔の息の引き取り方
・百歳近くの高齢まで生きられた友人の母
・あとは野となれ、山となれ
・「生き甲斐」と「死に甲斐」
・自分の生死を軽く見る
・一粒の麦は、多くの実を結ぶ
・その人の生涯の満たされる度合い
・神はどこにいるのか
・共通の哀しみを分かち合う
・命がけのほんものの誠実は、いつも静か
・生涯は、苦しく孤独な戦いの一生
・他人は大きな慰めになる
・すべての生命の営みは優しさと淘汰の両面を持つ
・誰かに何かを残すことで、生き続ける
・人には死ぬという任務がある
・死ぬとき一生で楽しかったと思うのは、ささやかなこと
・自分たちも今に必ず死者になる
・幸せだったことを覚えておく
著者紹介
曽野綾子
1931年東京生まれ。聖心女子大学文学部英文科卒業。79年ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章、87年(『湖水誕生』により)土木学会著作賞を受賞、93年恩賜賞・日本芸術院賞受賞、93年日本芸術院会員、95年日本放送協会放送文化賞受賞、97年海外法人邦人宣教者活動援助後援会代表として吉川英治文化賞を受賞ならびに読売国際協力賞を受賞。2003年文化功労者となる。2012年菊池寛賞受賞。1995年から2005年まで日本財団会長を務める。1972年から212年6月まで海外法人宣教者活動援助後援会代表.2009年10月から2013年6月まで日本郵政株式会社社外取締役。2013年1月から11月まで教育再生実行委員。
1931年東京生まれ。聖心女子大学文学部英文科卒業。79年ローマ法王庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章、87年(『湖水誕生』により)土木学会著作賞を受賞、93年恩賜賞・日本芸術院賞受賞、93年日本芸術院会員、95年日本放送協会放送文化賞受賞、97年海外法人邦人宣教者活動援助後援会代表として吉川英治文化賞を受賞ならびに読売国際協力賞を受賞。2003年文化功労者となる。2012年菊池寛賞受賞。1995年から2005年まで日本財団会長を務める。1972年から212年6月まで海外法人宣教者活動援助後援会代表.2009年10月から2013年6月まで日本郵政株式会社社外取締役。2013年1月から11月まで教育再生実行委員。